サングレ・デ・トロ ２０１０
カタルーニャの大手ワイナリーであるミゲル・トーレス社のワインとなります。
使用しているブドウは、ガルナチャ種とカリニェナ種。ブレンドの割合は明記されていません。また、樽熟成してあると思われるのですが、樽の種類、期間等の記載はありませんでした。
カタルーニャの産地統制委員会の認定を取ってあります。
日本でも、割とポピュラーなワインでは無いかと思います。
このワイン、スーパーなどでは時々見かけるものの、飲むのは初めてとなります。どうしても、同じ様な価格でしたら、トロとか、リベラ・デル・ドゥエロを選んでしまいます。
スペイン国外向けのボトルには、雄牛のミニチュアが付いているようですが、スペイン国内向けの製品には付いておりません。スーパーなどの陳列棚に置いておいたら、ちぎり取られて、無くなってしまうからでしょうね。
赤紫色に、ちょっとだけレンガ色が入っています。ガルナッチャ種のブドウを使っていますので、このワインの色はガーネット色と言うのが正しいのかもしれません。同じ年代のテンプラニーリョ種と比べると、レンガ色が入るのが早いようです。
革やスミレ、そして青草の香りが感じられました。
割と軽めの作りながら、タンニンがちょっときつく感じます。なぜ、この様になっているのかは、何となく想像が付くのですが、もう少しソフトに作り上げても良いのではないかと思います。
果実実が少なく、広がりにかける感じはする物の、コクを感じさせます。栓を抜いてから、しばらくすると、樽熟成によるものだと思われるバニラの香りもしてきました。
後口にほんのり、大豆、豆乳の香りが残ります。作り方が正直に味に現れた感じです。
そんなに強いワインでは無いようですので、開けたその日の内に飲むのが良いと思います。