スペインワイン BUDO YA

スペインにあるワイン専門店BUDO YAです。ワイナリー観光、クオリティワインのご紹介、ワイン関連の通訳・翻訳などを承っております。

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土壌の分類

ワインの味わいに土壌のタイプが関係することは知られており、熱心な生産者なら必ず自分の畑についてよく知っています。

例えば、礫(れき)で畑の表面が覆われると、夜間の放熱があるので糖が上がりやすく、アルコールの高いワインができます。粘土質だと、保水力、保肥力が高いのでしっかりした味わいとアロマのワイン(→フルーティさが特徴となる)が出来やすく、砂質だと保水力も保肥力も少ないので、繊細なワイン(→フローラルさが特徴となる)が出来やすくなります。

まずは、組成物の大きさによって4種類に分けます。(粒径区分)

-Arcilla (粘土 0.002mm以下)コロイド的な性質を持つ。
-Limo (シルト 0.050mm以下)凝集して土塊を形成。
-Arena (砂 2mm以下) 毛管孔隙に水が保持される。
-Grava(75mm以下:細れき 4mm以下、中れき 64mm以下)、Cantos(250mm以下:大れき 256mm以下)、Piedras(250mm以上:巨れき 256mm以上)水をほとんど保持しない。

次に組成物の割合で、土壌のテクスチャー(土性)を区別します。日本語より英語の方が分かりやすいです。

-Franca (loam:粘性の高い土壌で、シルト及び粘土の含有割合が25~40%程度のもの)
-Arcillosa (clay),Francoarcillosa(clay loam)
-Limosa (silt), Francolimosa(silt loam), Franco arcilloarenosa(silty clay loam), Arcillo limosa(silty clay)
-Arenosa (sand), Arenosafranca (lomy sand), Arcilla arenosa (sandy clay), Franco arcillaarenosa (sandy clay loam), Francoarenosa (sandy loam)

ちなみに日本語ではこんな名前です。

粘土含量 土性区分 粘土(%) シルト(%) 砂(%) 略記号
15%以下 砂土(sand) 0-5 0-15 85-100 S
壌質砂土(lomy sand) 0-15 0-15 85-95 LS
砂壌土(sandy loam) 0-15 0-15 65-85 SL
壌土(loam) 0-15 20-45 40-65 L
シルト質壌土(silt loam) 0-15 40-100 0-55 SiL
15-25% 砂質埴壌土(sandy clay loam) 15-25 0-20 5-85 SCL
埴壌土(clay loam) 15-25 20-45 30-65 CL
シルト質埴壌土(silty clay loam) 15-25 45-85 0-40 SiCL
25-45% 砂質埴土(sandy clay) 25-45 0-20 55-75 SC
軽埴土(light clay) 25-45 0-45 10-55 LiC
シルト質埴土(silty clay) 25-45 45-75 0-30 SiC
45%以上 重埴土(hevy clay) 45-100 0-55 0-55 HC

土性区分と特徴

区分 記号 判断基準 指の感触 耕耘性 通気性 排水性 保水力 保肥力
砂質 S, LS こねても固まらない ざらざらで砂だけ
壌質 SL, L, SiL 鉛筆程度の太さに固まる 砂が多いか、粘土と砂が半々くらい
粘質 SCL, CL, SiCL マッチ棒程度の太さに固まる 粘土が大半で、砂もわずかに感じる やや難 やや小 やや大
強粘質 SC, SiC, LiC, HC こより程度に細長く作れる ぬるぬるした粘土で砂は感じられない 極小

他にも地質年代や、堆積様式、土壌の化学性など、一口に「土壌のタイプ」と言っても、語るべきことはまだまだたくさんあるようです。


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