スペインワイン BUDO YA

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自根と挿し木のブドウ


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ブドウは、冬の間に剪定した枝を、土に植えて、新しい株を育てます。
すわヨーロッパのブドウ全滅かとパニックに陥れたフィロキセラという虫害を避けるため、アメリカ由来の台木に挿し木をして、植えることが一般的です。

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挿し木を専門で行う苗木業者があります。

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すでに長い根を張っている樹齢の高い幹に挿し木をすることもできます。例えば白ブドウを黒ブドウに変えたいときなどにも使う技術です。

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"ガリア"の畑は、フィロキセラの害にあっていない樹齢100年を超える畑なので、挿し木をしていません。古い木は、どうしても枯れてしまうことがあり、そのときは抜かざるを得ません。"ガリア"の生産者、ジェローム・ボウナウドは、そこに、最初の写真の穂木を挿し木せずに植えていきます。もともと自根の畑なのだから、それを生かしたいという試み。他にも、砂地でフィロキセラが広がらないと考える畑には、自根のまま、植えていくそうです。

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ピーター・シセック(左)、ジェローム・ボウナウド(中央)

挿し木処理をした短い枝と違って、1メートルを超す長い枝なので、小さなショベルカーを使って穴を掘り、さらに手作業で穴を広げ、土をかぶせ、盛り土をし、という大変な作業になります。挿し木を植えるのとは比べものにならないそうです。

自根と挿し木をしたブドウに、味わいや香りに違いは出ないというのが現代科学の答えですが、それでも、ジェロームは「元々そこにあったもの」にこだわりたい。
20代前半からピングスの畑を任されてきた彼ならではのこだわりでもあります。ピングスも同じように、自根の畑のブドウを使用し、植え替えるブドウも自根のままです。

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”ガリア” 見かけたら、ぜひぜひ。*ビンテージ2014からラベルが変わります。


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