スペインワイン BUDO YA

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ワイナリー訪問 D.O.リベラ・デル・ドゥエロ

Dominio de ES

2016/07/25

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ソリア県のアタウタ村。個人の地下セラー郡が、昔ながらのワインどころであったことを物語っています。リベラ・デル・ドゥエロ有数のエレガントなワインを作っている、Dominio de Atautaはここにあります。Atauta創業のときの醸造家は、フランス人のBertrand Sourdais氏。アルバロ・パラシオスの甥、リカルド・パラシオスとボルドー大学の学友で、その縁でスペインに来ました。

2000年当時、スペインではまだ珍しかった大規模な土壌調査を行い、Dominio de Atautaの自社畑を600の区画に分けるという作業をやってのけます。その結果、他とは一線を画すワインを作り上げ、醸造家としても名声を得ます。

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理想が高く、信念に揺らぎのない彼は、Dominio de Atautaを出て、自分のワイン作りを始めます。Antidotoが2009年、Dominio de ESが2011に初リリース。どちらも、すぐに人気と名声を博します。

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今は醸造所を借りていますが、自分のワイナリーを建設中です。

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Dominio de ESは、現存するローマ式醸造設備を使って、いずれは作りたいのだそうです。15世紀くらいの地下セラーも購入済み。最新テクノロジーは、ワインの品質を格段に上げ、安定して大量に良いものができるようになりましたが、教科書に載っている知識では説明しきれない何かが、こういうワイン作りをするとワインの味わいに不思議と影響して、奥深いものができるのだと思います。醸造設備や建物の匂い、そこに住み着いているバクテリア、微妙な温度や湿度の変化の影響が考えられます。

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ソリア県は、標高が高く、システマ・イベリコ、システマ・セントラルという山脈に囲まれた非常に冷涼な独特な気候です。19世紀にリオハが大量生産時代に入ったときには、この地方のブドウを買いに来ていたそうです。そのため、古い樹齢の畑も非常に手入れが良く、一株ずつがコンパクトなため、樹齢の高い木も健康で、良いブドウが採れます。

ポプラがあるのも良い畑の目印。この土地に水脈があることを表していて、直接、川に近くなくてもブドウは安心して根を張るからだそうです。偉大なワインの畑には必ず大きな樹や、源泉など水に関するものがあるそうです。

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Bertrand Sourdais氏と彼の右腕のDavid氏。畑の管理を任されています。Dominio de Atauta時代からの信頼関係があります。

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Bertrand Sourdais氏のワイン。日本にも入荷しているので、見かけたら是非。


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