スペインワイン BUDO YA

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赤ワイン 産地統制委員会認定外 試飲

Vierlas 2007 Guelbenzu

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ワイナリーは2001年に、このワインの名称でもあるサラゴサのビエルラス村に新しくワイナリーを立ち上げました。この地区は、D.O.ナバーラの認定地区から外れています。このことが、Guelbenzu社がD.O.ナバーラの認定ワインを作らなくなった(作れなくなった)理由となっています。
ワイナリー新設の年である2001年がファーストビンテージとなるようで、シラー種(33%)を中心に、メルロー種(23%)、テンプラニーリョ種(20%)にカベルネ・ソ-ヴィニヨン種(14%)、そしてガルナチャ種(10%)と言うように色々混ぜていたようです。このワインには使用ブドウがシラー種を軸とした構成としか書かれていません。使用ブドウ、ブレンドの割合等は明記されていません。ケイレス地区の地方ワインとなります。

D.Oナバーラでは、2001年当時、シラーの使用が認められていませんでしたが、D.O.の管轄から外れるGuelbenzu社はあえてシラー種を使ったのかもしれません。

D.O.ナバーラでは使用が禁止されていたシラー種ですが、最終的に、ピノ・ノワール種と共に2008年に使用を認めるようになりました。

ワインのコメントに入ります。
色はレンガ色が入ったアメリカンチェリー。熟成されたワインと言うのが、色からも判ります。バルサミコ、濡れた動物、枯れ葉と言ったような、乾いた感じの香りがします

瓶内熟成が進んでいますが、味わいは、爽やかさを残しています。酸の感じがメンシアに似ているような感じがしました。6ヶ月間、フレンチオークとアメリカンオークの樽で樽熟成していますが、樽由来の味わいは強くは感じられませんでした。タンニンはずいぶん丸くなっているようです。

コルクが合成樹脂と言う事から判るように、余り長期熟成を考えては作られてはいないようですが、今でも問題なく飲めると言う事で、ワイン自体はきちんと作られていると感じました。でも、コルクに澱が付くのはワイナリーでは想定外だったのではないかと思います。


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